my diary

ゲームと現実の世界を旅する日記です

入院した話

こんにちは、お久しぶりです。

 

実は2ヶ月ほど入院してました。

もともと、うつ病持ちだったのですが、ちょっとしたきっかけでそれが爆発してしまい本格的に治療しようと精神科の病院に入院しておりました。

 

突然入院になったので何も準備できないまま音信不通になってしまいました。

でも治療はだいぶ成功して前よりも楽に生きれるようになったので私は元気です!

 

 

入院初日は精神科病棟の中の集中治療室に居ました。

 

入院することがものすごく嫌で突然環境が変わったせいで異常にストレスがかかったり、落ち着くために注射したり点滴したせいで幻覚を見たり長い悪夢を見たりしてものすごく苦しかったです。

でもそこで、一人の時間をつくることや自分のことを考えるということを学びました。

 

入院自体はものすごく辛くて、絶対にもう二度と行きたくないと思うものでしたが、人生という大きなくくりで考えると必要なことだったし、やってみて良かった、勉強できたと思えるものでした。

ももう二度と行きたくない…。

 

初日は強い薬を投与してたせいで幻覚を見て「テロが来る!」と言って騒いだりドアをこじ開けようとして指から出血したりして、今考えるとヤバイなと思います…。

誰かに閉じ込められたのでドアの鍵をこじ開けようとして指に傷がついたんですが、担当医は閉じ込めたような事実は無いと言っていて、でもこじ開けようとしてできた傷はハッキリ指に残っていたので、いったいあれはどこからが夢でどこからが現実なのか…と不思議に思ってます。

長い夢の内容もはっきり覚えていて、現実味のあるリアルなものからファンタジーで「コレは夢だ」とわかるようなものまでぶっ続けで見ていました。

 

 

そんな感じでぶっ壊れたりしたところが正常に戻ると集中治療室から出て一般病棟に移りました。

 

一般病棟に移ると、他の患者さんとの団体生活になるので、その中で社会性を身に着けたり人と接することなどを慣らしたりしながら社会復帰できるように治療していきました。

 

そこで沢山の人と話したり友だちになったりしたのはものすごく自分にとって良い経験でした。

今まで自分と同じような病気で苦しむ人と話したことが無かったので、そこで同じようなことで辛い経験をした人と出会って、「一緒にがんばろう」と同じ方を向くことは、とても元気になれました。

病院だけでの人間関係でもあったので、すぐに打ち解けて本音で話すことができて、1人で寂しい思いをする中そんな人達に出会えたことをとても感謝しています。

 

精神科病院の入院って変な人が多いと思って怖がってましたが、変な人は全体の1割未満くらいで、大体が自分と同じように社会人として働いてた人とか、たぶん一般的でまともな人ばかりでした。

変な人は…手を床について四足で歩き回る小学生とか、ガマガエルみたいな顔のキレたらヤバイ人とか、24時間営業で叫んでる女の人とか…。

 

その頃になると作業療法も本格的にやりはじめて、私は全くやったことのないミサンガを織ることを始めました。

このことも自分にとっては実りでした。

ミサンガを織っていると、ゲームで無心になるように夢中に集中することができて、どれだけ出来たかで自分のパロメーターを測ることも出来たからです。

(病院では基本的にゲーム禁止・携帯禁止だったのでやれることが少なかったのです)

 

そうして一般病棟に移ってからは家族との関係を構築し直すことも課題で、何度も家族面談を繰り返して私の病気について理解してもらえるように先生と連携したり、私が家族に自分の気持ちを正直に伝えられるように練習して、退院まで少しずつ調整していきました。

 

 

「自分の気持ちを正直に伝える」ことって、簡単なことだと思ってました。

 

でも、私の場合、気持ちが思い詰めすぎると「死にたい」が先に言葉になって出てしまうことが課題でした。

「死にたい」ではなく、その気持ちに行き着くまでの「寂しい」や「悲しい」という気持ちを大事にして相手に伝えることが大切であると気付きました。

それと、「死にたい」という思いは「自分を傷つけること」であり、「周りの人をも傷つけること」であると学びました。

大事な人を大事にすることは、自分を大事にすることと繋がっているということも学びました。

 

 

まだまだ試運転の状態ですが、たくさん苦しんで、たくさん学んで帰ってきました。

 

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これからもジノ共々よろしくお願いしますね!ノシシ